はじめに
春の光がやわらかく降りそそぎ、
草木が一斉に芽吹き始める頃。
自然がいきいきと動き出すこの季節を、
二十四節気では 「清明(せいめい)」
と呼びます。
空気が澄み、
景色が明るく感じられるこの時期は、
学生や社会人にとって
新生活が始まる節目
でもあります。
環境が変わりやすい春だからこそ、
自然のリズムに耳を傾けながら、
自分の心と体を整えていきたいものです。
この記事では、
清明の意味や三つの候、
そしてこの季節に気をつけたいこと、
清明を仕事や学びに活かすヒントを
やさしく解説しています。
最後まで読んで頂き
仕事や学びに活用して頂ければ幸いです。

清明とは
*清明とは ―
清らかで明るい季節の訪れ
清明は、毎年 4月5日頃に訪れる
二十四節気のひとつ。
2026年の清明は4月5日(日)です。
清明は、
清浄明潔(せいじょうめいけつ)=
清らかで明るく、すがすがしい
という言葉を略したもの。
・澄んだ空
・さわやかな風
・咲き始める花々
・蝶や鳥の動き
自然界が一気に活気づく、
まさに“春のピーク”のような時期です。
日本では古くから、清明の頃に
・花見
・整理整頓、清掃
・身を清める行い
をすると良いとされてきました。
「穢れを祓い、心身を整える」という
日本人の価値観が息づいています。
**新年度・新学期**
清明の頃は、
新たな決意で新年度、新学期を
迎える頃です。
私は学生時代も社会人になってからも
この時期は環境が変わり
毎年緊張し、苦痛でした。
私と同じような方もいらっしゃるかと思い、
対策や考え方を
「清明の頃に注意したいこと」
「清明を仕事や学びに活かすヒント」
に紹介しています。
まずは無理しないことを
心がけてください。
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清明の由来
*清明の由来 ―
沖縄に残る“清明祭(シーミー)
清明は中国から伝わった風習が
もとになっています。
中国ではこの日を「掃墓節(そうぼせつ)」
と呼び、 先祖の墓を掃除し、草を刈り、
供え物をして祈る日とされてきました。
沖縄ではこの風習が
「清明祭(シーミー)」として受け継がれ、
親族が墓前に集まり、
食事を囲みながら先祖を敬う大切な
行事となっています。
春の強い風に備えて、
古代中国では火を使わず冷たいものを食べる
「寒食(かんしょく)」の習慣もありました。
季節の変化に寄り添った
暮らしの知恵が感じられます。

清明の三つの候
七十二候では次の三つに分かれます。
初候:玄鳥至(つばめいたる)
4月5日頃〜4月9日頃
・燕が南の国から渡ってくる頃。
稲につく害虫を食べてくれるため、
昔から大切にされてきました。
・燕の姿を見ると、
「今年も春が来たな」と
感じる人も多いのではないでしょうか。

次候:鴻雁北(がんかえる)
4月10日頃〜4月14日頃
・冬を日本で過ごした雁が、
北のシベリアへ帰っていく頃。
・季節のバトンが、冬鳥から夏鳥へと
渡されるタイミングです。

末候:虹始見(にじはじめてあらわる)
4月15日頃〜4月19日頃
・雨上がりに虹が見え始める頃。
・乾いていた大気が潤い、
春の空気が満ちていく合図です。

七十二候は、自然の変化を美しい言葉で
表した日本の知恵です。
私はこの七十二候の言葉を知ってから、
季節の移ろいをより深く
味わえるようになりました。
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清明の頃に注意したいこと
春は心も体も揺らぎやすい季節。
清明の頃は特に、
次の3つに気をつけたい時期です。
①新小学1年生の登下校に注意
ランドセルを背負って歩く
子どもたちの姿が増える季節です。
まだ交通ルールに慣れていないため、
思わぬ動きをすることもあります。
大人ができることは、
ほんの少しの気配りです。
春の道を、みんなで安全に。
② 朝晩の寒暖差に注意
日中は暖かくても、
朝晩は冷え込む日が続きます。
体調を崩しやすいため、
重ね着で調整できる服装が
おすすめです。
③ 新生活のストレスに注意
環境が変わると、知らず知らずのうちに
疲れがたまりがち。
無理をせず、
・早寝早起き
・軽い運動
・深呼吸
・散歩
などで心を整えていきましょう。
自然の中で深呼吸するだけでも、
気持ちがふっと軽くなります。

清明を仕事や学びに活かすヒント
清明は、自然も人の心も
“動き出す”季節。
このエネルギーをうまく使うと、
仕事や学びがスムーズに進みます。
① 新年度のスタートダッシュに
気持ちが切り替わりやすい時期。
清明を「リセットと再スタートの時期」
と捉えると、行動が軽くなります。
② 思考がクリアになり、
アイデアが湧きやすい
空気が澄み、自然界が活気づく清明は、
企画・発想に向いています。
・今年やりたいことの棚卸し
・新しい企画のブレインストーミング
・学習計画の見直し
・学び直しの基礎固めに最適
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③年度の切り替わり
年度の切り替わりで
学びを始める人が多い時期。
清明にスタートすると
継続しやすくなります。
④ 習慣化が進みやすい
春先の不調が落ち着き、
体が動きやすくなる頃。
清明に始めた習慣は続きやすいと
言われています。
⑤ 人間関係の“整え直し”に
清らかで明るい季節は、
コミュニケーションがスムーズに
なりやすい時期。
新しい関係を築くのにも最適です。

おわりに
春は、新しい出会いと成長の季節。
小さなランドセルに
大きな希望を詰めて歩く子どもたちを、
やさしいまなざしで
見守っていきたいですね。
そして私たち大人も、
季節の移ろいを感じながら、
自分のペースで心と体を
整えていきましょう。
清明の風が、
あなたの背中をそっと
押してくれますように。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考書籍:
株式会社 飛鳥新社発行
暮らしのならわし十二か月
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