はじめに
大暑(たいしょ)は、
一年で最も暑さが厳しくなる頃です。
梅雨が明け、本格的な夏が訪れるこの頃は、
強い日差しと湿度の高さで体力を消耗しやすい時期でもあります。
この記事では、大暑の三つの候が示す季節の移ろいと、
暑さを乗り切るための暮らしの工夫、
体調管理のポイントをわかりやすく紹介します。


大暑とは
大暑は二十四節気の一つで、
毎年7月23日頃です。
2026年の大暑は
7月23日(木)です。
大暑とは文字通り、ますます暑さが厳しくなる頃で、
安定した天気の良い日が続き、
暑さのピークをこれから迎える頃です。
大暑には夏の真っ盛りという意味があり、
俳句の夏の季語や手紙の時候の挨拶に使われています。
最近は年々暑さが厳しくなり
「暑さを表す気象用語※」がテレビなどで、
連日のように紹介されています。
酷暑日、超熱帯夜などの聞いただけでも、
暑さを感じる新しい用語があり、
地球温暖化が進んでいることがよく分かります。
※暑さを表す気象用語
酷暑日:最高気温が40度以上の日のこと
猛暑日:最高気温が35度以上の日のこと
真夏日:最高気温が30度以上の日のこと
夏日:最高気温が25度以上の日のこと
熱帯夜:最低気温が25度以上の夜のこと
超熱帯夜:最低気温が30度以上の夜のこと

大暑の食べ物
■ 夏野菜(体を冷やし、疲労回復を助ける)
*きゅうり:水分・カリウムが豊富で、ほてりを鎮める
*なす:体の熱を取り、胃腸の働きを整える
*トマト:リコピンで抗酸化作用、夏バテ予防に
*ゴーヤ:ビタミンCが豊富で疲労回復に役立つ
■ 果物(水分補給とビタミン補給に最適)
*スイカ:利尿作用があり、むくみや熱を取り除く
*メロン:水分と糖分を補い、エネルギー補給に
*桃:胃腸をやさしく整え、夏の疲れを癒す

■ たんぱく源(夏バテ予防に欠かせない)
*うなぎ:ビタミンB群が豊富で疲労回復に
*枝豆:たんぱく質+ビタミンB1でエネルギー代謝を助ける
■ 発酵食品(胃腸を整える)
*味噌・ぬか漬け:食欲が落ちる時期に腸をサポート
*梅干し:クエン酸で疲労回復、食欲増進にも
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大暑の三つの候
●七十二候で味わう季節の変化●
◆大暑は七十二候では次の三つに分かれます。
初候:
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
7月23日頃〜7月27日頃
桐の花が実を結び始める頃。
日本の気候風土に適した桐材は、
昔から家具や暮らしの道具として
欠かせない物でした。

次候:
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
7月28日頃〜8月1日頃
土がじっとりとして蒸し暑くなる頃。
溽暑(じょくしょ)とは、
まとわりつくような蒸し暑さのこと。

末候:
大雨時行(たいうときどきにふる)
8月2日頃〜8月6日頃
時々激しい雨が降る頃。
大雨(たいう)は、夏の終わり頃の
集中豪雨や夕立のこと。
入道雲が夕立になり、乾いた大地を潤す。

大暑の頃注意すること
■ 熱中症対策を最優先に
*気温・湿度が高く、体温調節が難しくなる
*室内でも熱中症のリスクが高い
*水分+塩分補給、エアコンの適切な使用が必須
■ 食欲低下による栄養不足
*冷たいものの摂りすぎで胃腸が弱りやすい
*たんぱく質・ビタミンB群を意識して補給
*梅干し・しょうが・夏野菜で胃腸を整える
■ 睡眠の質の低下
*寝苦しさで疲れが取れにくい
*寝室の温度調整、扇風機の併用、入浴で体温リズムを整える
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■ 体力の消耗と夏バテ
*強い日差しで体力が奪われる
*こまめな休憩、日陰の活用、外出時間の調整が大切
■ 食中毒のリスク増加
*高温多湿で細菌が繁殖しやすい
*調理後は早めに食べる、保存温度に注意
■ 仕事・学びの集中力低下
*暑さで判断力・集中力が落ちやすい
*朝の涼しい時間帯に作業を集中させる
*こまめな休憩でパフォーマンスを維持
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仕事・学びに役立つ季節アドバイス
① 午前中の“ゴールデンタイム”を
活用する
*大暑は気温が上がるほど集中力が低下しやすい時期。
*朝の涼しい時間帯に、思考力が必要な作業や学習を集中させると
効率が上がります。
② こまめな休憩で
パフォーマンスを維持
*暑さは判断力・集中力を奪うため、
25〜50分作業 → 5分休憩 のリズムが効果的。
*短い休憩でも脳の疲労が軽減されます。

③ 水分・塩分補給で
“脳の働き”を保つ
*脱水は集中力低下の大きな原因。
*水+塩分(または経口補水液) を意識することで、
仕事のパフォーマンスが安定します。
④ 冷房の使い方で生産性が変わる
*室温は 26〜28℃
*扇風機で空気を循環
*足元の冷えすぎに注意
快適な環境は、集中力の持続に直結します。
⑤ 食事で“夏バテ予防”をして
仕事効率UP
*たんぱく質(卵・豆腐・魚)
*ビタミンB群(豚肉・枝豆)
*クエン酸(梅干し・レモン)
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おわりに
大暑は、自然のエネルギーが最も高まる一方で、
私たちの身体には負担がかかりやすい時期です。
季節のサインを読み取りながら、無理をせず、
こまめな休息と水分補給を心がけることで、
夏を健やかに過ごせます。
二十四節気の知恵を暮らしに取り入れ、
暑さと上手につき合っていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考書籍:
・株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり十二か月
・株式会社講談社発行
図解日本人なら知っておきたい
しきたり大全
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