はじめに
春の訪れを感じる頃に迎える「春分の日」と「春の彼岸」。
祝日として知っていても、
その意味や由来を詳しく理解している方は意外と少ないかもしれません。
この記事では、春分の日と春の彼岸の意味や由来、
お墓参りやお供えのマナー、
現代ならではの過ごし方についてわかりやすく紹介します。

*3月の誕生花と花言葉

春分と春分の日

春分とは
「春分」は「二十四節気」の一つで
前の節気「啓蟄」から約15日後の3月21日頃になります。
2027年の春分は3月21日(日)です。
春分は太陽の中心が春分点を通過する日で、
昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
この日を境にして昼と夜の長さが逆転して、
次第に昼の時間が長くなり、春の訪れが本格化していきます。
昼間の時間が長くなるにつれて、太陽が植物の成長を促すように
私たちの心も弾みます。
これは日光を浴びると、気持ちを安定させる
脳内物質のセロトニンの力が強くなるからだといわれています。
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春分の日とは
「春分の日」は1948年に
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として、
国民の祝日に定められています。
春分の日は「春の彼岸」の中日にあたります。
春分の日は、元々「春季皇霊祭」と呼ばれ、
天皇が歴代天皇、皇后、皇族方の
「御霊を祀る」祭儀がとり行われてきました。

春の彼岸
春の彼岸は「春分の日」の前後3日間の7日間になります。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼び、
この頃になると
「暑さ寒さも彼岸まで」の慣用句の通り、
1年中でも過ごしやすい時期になります。
「彼岸※1」は生死を超越できない人間界(此岸)の煩悩を解脱して、
悟りの境地である来世(彼岸)に渡ることをいいます。
彼岸にお墓参り※2をするのは、春分、秋分には太陽が真西に沈むことから、
阿弥陀仏を礼拝するのにふさわしいとされているためです。
※1彼岸
彼岸とは川の向こう岸のことで、
「悟りの境地」という意味です。
サンスクリット語の「波羅密多」の訳とされています。
これに対して迷いの多い現世を此岸といいます。
※2お墓参りのマナー
(1)墓前で一礼する
(2)お墓を清める
①雑草や落ち葉、コケなどを取り除く
②お墓の汚れのふき取り
③花を飾り、供物を供える
(3)お参りをする
①線香に火をつけ、お参りする人に分ける
②縁の近い人から一人ずつ拝む

豆知識コラム

春のお彼岸は「ぼたもち」、
秋のお彼岸は「おはぎ」?
実は「ぼたもち」と「おはぎ」はほぼ同じ食べ物です。
春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」、
秋は萩の花にちなんで「おはぎ」と呼ばれるようになったと言われています。
小豆の赤色には邪気を払う力があると考えられており、
昔からお彼岸のお供え物として親しまれてきました。
春分の三つの候
●七十二候で味わう季節の変化●
◆春分は七十二候では次の三つに分かれます。
初候:
雀始巣(すずめはじめてすくう)
3月21日頃〜3月25日頃
雀が巣を作り始める頃。
昼の時間が少しずつ延び、多くの小鳥たちが
繁殖期を迎えます。

次候:
桜始開(さくらはじめてひらく)
3月26日頃〜3月30日頃
桜の花が咲き始める頃。
桜前線の北上を待ち望む、
お花見の時期になります。

末候:
雷乃発声(かみなりこえをはっす)
3月31日頃〜4月4日頃
春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃。
恵みの雨を知らせる雷が鳴り始めます。
春の大気の状態は不安定です。

仕事・学び・健康のポイント

仕事のポイント

①春分は新たなスタートの節目とされる時期です。
*半年後までの目標を書き出す
*デスク周りを整理整頓する
*感謝を伝えたい相手へ連絡する
*新しいチャレンジや資格取得を計画する
②自然界が活動を始める季節だからこそ、自分自身も行動を見直す好機になります。
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学びのポイント

①春は学習習慣を始めるのに最適な季節です。
*読書を習慣化する
*資格取得の勉強を開始する
*新しい趣味やスキルに挑戦する
*これまでの学習内容を振り返る
②春分は「振り返りと前進」の両方にふさわしいタイミングです。
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健康のポイント

①季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
*早寝早起きを意識する
*軽い運動や散歩を取り入れる
*春野菜を積極的に食べる
*ストレスをため込まない
②日照時間が長くなる春は、生活リズムを整える絶好の機会です。
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よくある質問

Q1. 春の彼岸はいつですか?
A1.春分の日を中日として、
その前後3日を合わせた7日間を春の彼岸と呼びます。
Q2. 春分の日と春の彼岸は同じですか?
A2.違います。春分の日は祝日の1日で、
春の彼岸はその前後を含む7日間の期間です。
Q3. なぜお彼岸にお墓参りをするのですか?
A3.ご先祖様への感謝を伝え、供養するためです。
昔からお彼岸は現世と極楽浄土が最も近づく期間と考えられてきました。
Q4. お彼岸のお供え物には何がありますか?
A4.ぼたもちをはじめ、季節の果物やお花、お線香などが一般的です。
Q5. お墓参りに行けない場合はどうしたらいいですか?
A5.自宅の仏壇や写真に手を合わせたり、
ご先祖様を思い出し感謝する気持ちを持つことも大切です。

おわりに
春分の日と春の彼岸は、
自然やご先祖様への感謝をあらためて感じることができる特別な時期です。
忙しい毎日の中でも、お墓参りをしたり、家族と過ごしたり、
自分自身の目標を見直したりすることで、心を整えるきっかけになるでしょう。
春のあたたかな陽気の中で、
大切な人や自分自身と向き合う時間をぜひ過ごしてみてください。
春の節目を大切に過ごしてみませんか?
春分の日と春の彼岸は、自然やご先祖様、
そして自分自身と向き合う貴重な機会です。
今年のお彼岸は、お墓参りや家族との時間、
将来の目標づくりなどを通して、
心豊かな春のスタートを迎えてみましょう。
▶ 季節の行事や開運習慣に関する記事もあわせてご覧ください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
https://skillloop.jp/ (仕事と学びのコンパス)
参考書籍:
・株式会社神宮館発行・暮らしのしきたり十二か
・株式会社講談社発行・日本人なら知っておきたいしきたり大全
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