はじめに
二十四節気の「大雪(たいせつ)」は、
例年12月7日頃から12月21日頃までの期間を指します。
その名の通り、山々だけでなく平地でも雪が降り始め、
本格的な冬の訪れを感じる季節です。
気温の低下により体調を崩しやすくなる一方で、
一年を振り返り、新しい年に向けた準備を始めるのに適した時期でもあります。
この記事では、大雪の意味をはじめ、
この時期に健康・学び・仕事で気をつけたいことや、
おすすめの行動についてご紹介します。

11月の誕生花と花言葉

大雪とは
大雪は「二十四節気」の一つで
前の節気「小雪」から約15日後の12月7日頃になります。
2026年の大雪は12月7日(月)です。
「立冬」から約1ヶ月、
大雪とは文字通り「雪※1が一層はなはだしくなる」という意味で、
降り積もる大雪のことをいいます。
この頃になると、日本海側では雪が激しく降り始め、
太平洋側では乾燥した冷たい風が吹き渡ります。
池や川に氷が張り、霜柱を踏むようになるのもこの頃で、
熊やカエルが冬眠に入るのもこの頃です。
南天やクチナシの実が色づき始め、
海ではブリやタラの漁が盛んになります。
また、鮭が生まれた川に上るのもこの頃です。
気候面では、
大雪の頃に日本に訪れるのが「冬将軍※2」です。
厳しい寒さを表す言葉ですが、
正式には「シベリア寒気団」といいます。
文字通りシベリアから到来し、
日本海側には降雪、太平洋側では、
乾燥した冷たい風が吹きます。
冬将軍の由来は20世紀初頭、
ナポレオンがロシアに敗戦した原因が
厳しい寒さだったため、
イギリスの新聞が「酷寒将軍に敗れる」と
書いた記事によるものとされています。
※1・雪
(雪の呼び方)
①不香の花(ふきょうのはな)
・香りのない花という意味の雪の別称
②粉雪(こなゆき)・小米雪(こごめゆき)
・粉のようにさらさらとした細かい雪のこと
積もらないのが特徴
③瑞雪(ずいせつ)
・「雪の多い年は雪の保温作用で豊作になる」
ということから「めでたいことの兆しの雪」
④風花(かざはな)
・冬の晴れた日、風が吹き始める前などに
花びらが舞うようにちらつく雪
⑤去年の雪(こぞのゆき)
・春になっても解けずに残っている雪
⑥太平雪(たびらゆき)
・春に降る薄くて大きな雪
⑦綿雪(わたゆき)
・綿をちぎったような雪
⑧牡丹雪(ぼたんゆき)
・ぼたんの花のように大きなかたまりになって降る雪
⑨灰雪(はいゆき)
・灰が降っているように舞いながら降る雪
⑩べた雪
・水分を多く含んだ重たい雪
⑪どか雪
・短い時間にたくさん降り積もる雪
⑫細雪(ささめゆき)
・細かく降る雪。細かい雪がまばらに降る
⑬淡雪(あわゆき)
・はかなくすぐに消える春の雪
※2・冬将軍
ロシアに攻め入った諸外国軍を
蹴散らしたのが冬将軍です。
冬将軍が日本に訪れると、
12月初旬でも気温は2月の大寒と
同じくらいの低さになり、
「真冬並みの寒さ」と表現されます。
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大雪の三つの候
●七十二候で味わう季節の変化●
◆小雪は七十二候では次の三つに分かれます。
初候:
閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
12月7日頃〜12月11日頃
空が閉ざされ真冬となる頃。
重苦しい空の下、
生き物が息をひそめているかのような
冬の静けさを表します。

次候:
熊蟄穴(くまあなにこもる)
12月12日頃〜12月16日頃
熊が穴に入って冬ごもりをする頃。
秋に木の実や果実などを食いだめした熊は、
食べ物がなくなるこの時期に冬ごもりに入ります。

末候:
鱖魚群(さけのうおむらがる)
12月17日頃〜12月21日頃
鮭が群がって川を上る頃。
川で生まれた鮭は、海に下って成長し、
産卵のために川に戻ります。
北国では冬の風物詩の一つです。

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大雪の頃注意したいこと

健康

①体を冷やさない
*気温が大きく下がるため、首・手首・足首などを温める工夫をしましょう。
*体の冷えは免疫力の低下や疲労感につながります。
②乾燥対策を行う
*空気が乾燥し、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすい時期です。
*加湿やこまめな水分補給を心がけましょう。
③運動不足に注意
*寒さで外出を控えがちになりますが、
室内でのストレッチや軽い運動を習慣化することが大切です。
学び

①年末の忙しさに流されない
*学校や仕事の行事が増える時期です。
*学習時間をあらかじめ確保しておきましょう。
②復習を中心に進める
*新しいことを詰め込むよりも、一年間の学びを振り返り、
苦手分野を整理するのがおすすめです。
③来年の目標を考える*資格取得やスキルアップなど、
次年度の目標設定を始める良いタイミングです。
仕事

①年末業務の計画を立てる
*締切や年内のタスクを整理し、優先順位を明確にしておきましょう。
②ミスの増加に注意する
*忙しさと疲れから確認不足が起こりやすくなります。
*報告・連絡・相談を丁寧に行うことが大切です。
③体調管理を優先する
*無理な残業や睡眠不足は生産性低下につながります。
*仕事の成果を高めるためにも健康を優先しましょう。
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大雪の頃におすすめの行動チェックリスト

健康チェックリスト

□ 温かい飲み物を意識して飲む
□ 朝晩の防寒対策を行う
□ 7時間以上の睡眠を確保する
□ 部屋の加湿を行う
□ 週に3回以上は軽い運動をする
□ 栄養バランスの良い食事を心がける
学びチェックリスト

□ 今年学んだ内容を振り返る
□ 苦手分野を整理する
□ 毎日の学習時間を決める
□ 来年取得したい資格や目標を考える
□ 読書や情報収集の時間を確保する
□ 学習計画を見直す
仕事チェックリスト

□ 年内に終える業務を一覧化する
□ スケジュールを再確認する
□ 重要なデータの整理・バックアップを行う
□ 取引先や関係者への連絡漏れを防ぐ
□ デスク周りを整理整頓する
□ 新年の目標や計画をまとめる

おわりに
大雪は、
自然が静かに冬の深まりを知らせてくれる季節です。
寒さが厳しくなる時期だからこそ、体調管理を意識しながら、
学びや仕事の目標を見直す良い機会になります。
慌ただしい年末を迎える前に、心と体、
そして日々の生活を整えてみましょう。
大雪の季節を上手に過ごすことが、
新しい年を気持ちよく迎える第一歩となるはずです。
季節の変化は、暮らしや働き方、学び方を見直す良い機会です。
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参考書籍:
・株式会社神宮館発行・暮らしのしきたり十二か
・株式会社講談社発行・日本人なら知っておきたいしきたり大全
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